当社は、2003年の創業来、企画力を中核として、マーケティングコミュニケーション受託事業を展開してまいりました。一方で、創業の原点が「在宅ワーク」であったため、フリーランスの皆様とともにネットワークを構築し、「少子高齢化社会」に適応した働き方を社員一同が、実際に体現することにより、問題意識を深めてまいりました。

当社の問題意識は、「少子高齢化社会」「グローバル化する日本」「地方創生」でありますが、この３点に対して、クラウドワークの実践、世界を見据えた事業展開、地域社会とともに共創するネットワークを構築することで、次代に適応した社会に向けて、永続的発展的な喜びの共創を実践していく、それこそが問題意識から沸き起こってきた経営理念です。

クラウドワークのネットワークは３０００名を越え、データベースの数が経営資源かのように思われ始めた時、フリーランスの皆様に、できる限りの仕事量を提供できるようにと、メディア事業社と連携し、動画広告制作の仕組みを構築したことで、動画広告事業を展開した１０年間に５０００本以上の動画コンテンツを制作することができました。

また、クラウドワークの業界発展から、クライアント企業の業績向上に貢献はできたとしても、当社が存在するマーケティング受託領域、広告業界において、生活者を消費者として、買わせる対象にする現在のマーケティング発想では、短期的な利益しか生まず、結果、優秀な人材を疲弊させるだけでなく、日本企業全体の弱体化にも繋がりかねないという反省から、海外の生活者の皆様に、私たち自身が日本の中小企業とともに実践し、日本のコンテンツで喜んでもらう「喜びの共創」へと事業の軸足を大きく転換し、中小企業の叡智が創り出す、日本ブランドを世界へ拡げていくことで、経営理念の実現に向けて邁進するため、「日本ブランドを世界へ」拡げるマーケティング業へと発展させてまいります。

世界中の将来世代が、笑顔で安心・安全で暮らせる社会へ向けて。

２０１８年８月８日　代表取締役　久保田洋平